• HOME
  • ブログ
  • 働き方改革
  • 副業促進をどう捉えるか?(前編)~お金を稼ぐ「副業」思考ではなく、キャリアビジョンを実現する 「福業」思考を持とう~/編集長・前川孝雄の「人が育つ現場論」

副業促進をどう捉えるか?(前編)~お金を稼ぐ「副業」思考ではなく、キャリアビジョンを実現する 「福業」思考を持とう~/編集長・前川孝雄の「人が育つ現場論」

副業をキャリアビジョン実現のための自分磨きと成長のチャンスと捉える

社員の立場で副業をどのように前向きに捉えるか。結論から言ってしまうと、自律型人材を目指して自らのキャリアビジョン実現に向けた腕試しや経験を積む絶好のチャンスと捉えて活用することです。そのためには、まず自らの当面のキャリアビジョンを明確にして、キャリア形成に向けて自分を磨いていく姿勢をもつことが必要です。

人生100年時代となるなかで、今後は若手社員からミドル・シニア社員に至るまで、自ら役割・仕事を創り出し、周囲を巻き込み、結果を出していく「自律型人材」としてのキャリア自律が求められてきます。ミドル・シニア層は、目前の50~60代でのキャリアチェンジとキャリアシフトを真剣に考える必要に迫られています。また、今後70~80歳まで働くことが普通になる若手・中堅世代には、企業の平均寿命が30年程度とされるなか、自分のキャリアビジョンを会社任せにせず自ら描き実現していくことが求められてきます。

その際に、副業先を自分のプロフェッショナリティーを磨き、働きがいや生きがいや成長を得るための場として考えるのです。誰しも、現在の職場・仕事で体験できることは限られます。組織人の役割として果たさなければならない仕事だけでは、自分のキャリアビジョンを実現していくために不足する場合もあるでしょう。そうであれば、それを社外の副業として行うことで有意義な経験を補うことができます。

自分の市場価値を客観視する場、キャリアビジョンを発見する場とする

キャリア自律を目指すなら、大よそ30代半ばから40歳程度の時期までは組織のリソースを有効活用しながら「一人前」へと成長するよう工夫することが大事です。その上で、その後はプロフェッショナルとして、自分の会社をお客様に見立てて如何に貢献できるかを考えて働くことです。組織の上から指示・命令を受けてその通りに働くだけではなく、自分が職場に貢献できることは何かを考えて働く。そのことは、ひいては職場が顧客や社会に貢献し選ばれるための自分の役割、介在価値が何かを見定め発揮することにもつながるのです。

プロフェッショナルとして、異なる複数の仕事を持ち、それぞれの仕事で市場価値を発揮し、評価を受け、相応の対価を稼ぐ。こうして自分を磨きながら働くのです。

また、長く活躍し続けたいと考えた時に、自分の客観的な市場価値を知っておくことは大切です。社内ではそれなりにできてはいても、社外でどの程度評価され通用するかは、実際に働いてみなければ分かりません。そこで、副業の場で腕試しをしてみるのです。実際の顧客満足度や第三者からの評価などで自分の実力を知り、さらに必要な自己研さんにつなげることもできるでしょう。

次ページ>>「ミドル・シニアはキャリアビジョン再発見の場に~『カッパの呪縛』からの解放~」

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。