働く人の12.4%が65歳以上 高齢者の実態調査

9月17日に「敬老の日」を迎えた。総務省統計局では、敬老の日にちなんで、「統計からみた65歳以上の高齢者のすがた」についてとりまとめている。ここでは、調査のなかの(1)高齢者の人口(2)高齢者の就業(3)国際比較でみる高齢者について紹介していく。

(1)高齢者の人口

総人口が27 万人減少する一方、高齢者は44 万人増加

日本の総人口は、2005年に戦後初めて減少した後、2008年にピークとなり、2011年以降、継続して減少している。2018年9月15日現在の推計では1億2642万人と、前年(1億2669万人)と比較すると27万人の減少となった。一方、65歳以上の高齢者(以下「高齢者」)人口は、1950年以降、一貫して増加し、2012年に3000万人を超えている。2018年9月15日現在の推計では3557万人と、前年と比較すると44万人の増加となっている。

女性の高齢者人口が初めて2000 万人を超える

高齢者人口を男女別にみると、男性は1545万人、女性は2012万人で、女性の高齢者人口が初めて2000万人を超えた。また、人口性比(女性100人に対する男性の数)をみると、15歳未満では104.9、15~64歳では102.4と男性が多いのに対し、65歳以上では女性が男性より467万人多くなっており、76.8となっている。

総人口に占める高齢者人口の割合は28.1%と、過去最高

総人口に占める高齢者人口の割合は28.1%となり、前年(27.7%)と比較すると、0.4ポイント増と、過去最高となった。男女別にみると、男性は25.1%、女性は31.0%となっており、男性は4人に1人が高齢者だ。年齢階級別にみると、70歳以上人口は2618万人(総人口の20.7%)で、前年と比較すると、100万人、0.8ポイント増となり、初めて20%を超えている。これは、いわゆる「団塊の世代」(1947年~1949年生まれ)が2017年から70歳を迎え始めたことなどによるものと考えられる。

総人口に占める高齢者人口の割合の推移をみると、1950 年(4.9%)以降一貫して上昇が続いており、1985 年に10%、2005 年に20%を超え、2018 年は28.1%となった。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、第2次ベビーブーム期(1971年~1974年)に生まれた世代が65歳以上となる2040年には、35.3%になると見込まれている。

 

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